「白神こだま酵母」を使った美味しいパンをご紹介します!
「白神こだま酵母」の「白神」は秋田県と青森県にまたがる世界自然遺産「白神山地」を指しています。「こだま」は酵母菌研究の第一人者「小玉健吉博士」にちなんでいます。1997年に小玉博士が世界遺産地域の探索から様々な酵母を発見しましたが、秋田県総合食品研究センターとの共同研究から特にパン製造に最適な酵母に「白神こだま酵母」の名前が与えられました。白神山地は縄文時代から続く原生のブナの森で有名ですが、そこに住んでいるかもしれない木霊(こだま)と小玉博士の読みである「こだま」と韻を踏んだ命名が素敵です。
秋田白神山地でおすすめの美味しい「白神こだま酵母」パン
私は通訳ガイドとして主に関東で活動していますが、秋田白神ガイド協会(秋田県藤里町)にも所属しています。秋田白神山地にご案内するお客様に自信をもってご紹介するのが秋田県八峰町の「パン工房ボスケット」です。どのパンを食べても美味しいですが、特に「塩パン」が私のお気に入りです。ふっくらしっとりしたパン生地にほのかな塩味がついていて秀逸です。地元でも人気のパンなので電話をして取り置きを依頼することをお薦めします。
東京高尾山でおすすめの美味しい「白神こだま酵母」パン
東京近辺でお薦めする「白神こだま酵母」パンは、「サラ秋田白神」のものです。本社は秋田ですが八王子に支社があり東京・神奈川などで広く販売されています。私は登山ガイドの資格を持っていますが、中央線沿線や高尾山近辺にでかけた帰りには必ずJR高尾駅北口隣接の「群言堂(いちげんどう) JR 高尾駅店」で「サラ秋田白神」のパンを買います。どれもとても美味しいですが、特に「オレンジパン」が私のお気に入りです。しっとりふっくらの生地にオレンジピールがちりばめてあって、生地本来の甘みにオレンジの苦みが最高にマッチしています。右下の写真はその「オレンジパン」ですが「白神」の文字の中に緑の山(白神山地のはず)がデザインされていてとてもおしゃれです。
「群言堂 JR 高尾駅店」は売店だけでなく広い喫茶コーナーがあり、美味しいコーヒーとともに購入したパンやオリジナルのスイーツなどが楽しめます。高尾山下山後には是非立ち寄ってください。急いでいる時は駅を出ずに高尾駅 1 番線ホームの売店窓口から「白神こだま酵母」パンが買えます。
日本で消費されている小麦は9割が輸入品で国産は1割です。国産小麦を使った食品を求める消費者は増えていますが、国産小麦はグルテンが少なくパン作りに関してはあまり向いていないそうです。しかし純国産である「白神こだま酵母」を使えば、国産小麦の弱点を補ってふっくらでしっとりしたとした美味しいパンが作れます。現在では「白神こだま酵母」をつかったパン屋さんは全国で600軒以上あるそうです。
今日は秋田白神山地と東京高尾山から「白神こだま酵母」パンをご紹介しました。皆さんの家の近くにもあるかも!是非、食べてみてください。
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