成田から東京観光(ガイド体験記)

アメリカ人夫妻(50代)を成田空港から東京観光に案内しました。

■ お客様

アメリカ人夫妻はベトナムとカンボジアへ観光した帰路、成田での乗り継ぎ時間(12時間)を使って東京観光をしました。住んでいるのは、NYの郊外で緑が多い住宅街だそうです。20才の娘と22才の息子は大学生で家を出ており、二人家族とのこと。奥様が活発な人で、今回の旅行も奥様の意向で決めたそうです。

■ 都内観光のコース

当初、スカイツリー、浅草、合羽橋、築地、渋谷、原宿に行きたいと希望していましたが、成田空港から都心へのアクセスだけで1時間かかるので、スカイツリーと渋谷をカットして浅草・合羽橋、築地、原宿を地下鉄等を使って周ることにしました。

スケジュールは以下のようにしましたが、合羽橋での買い物に時間がかかったので、築地での滞在を短くして調整しました。あらかじめ時間調整ができるようにしておくことが大事だと痛感。

09:00 成田空港の第二ターミナルでミート
09:20 京成の特急で浅草へ(1時間)
10:20 浅草でインフォメーションセンター、雷門、仲見世、浅草寺本堂を散策 (1時間)
11:30 合羽橋まで歩き古い商店街のぶらぶら (20分)
12:00 田原町駅→上野駅→12:30 築地へ
12:30 築地の (1時間20分)
13:50 築地 →14:22 原宿へ
14:30 原宿 (30 分)
15:00 原宿 →15:30 日暮里
15:45 日暮里→16:21 成田空港

電車や地下鉄に乗っている時間が長いので、その時間に日本食、日本語の文字、折紙の紹介したところ、喜ばれ、日本文化の紹介が良かったと後で言ってくれました。

■ 興味をもったこと

(1)浅草
インフォメーションセンター7階の展望フロアで浅草全体を俯瞰。スカイツリー、アサヒビール本社、墨田川を見て有名な景色に感激。先に全体を見るとどこに行くのかが分かっていいと。

仲見世で煎餅と人形焼きを食べ歩き、浮世絵、扇子、箸、着物、招き猫など日本独特なものを見ては写真を撮りまくり。学生服やセーラー服を着たの学生の集団を見て彼らは地方から修学旅行で来たことを私に確かめ、納得していました。

手水舎での手と口を清めるやり方、線香台の煙の効能、本堂で仏さまに願掛けするやり方を紹介。私がやって見せたとおり、二人とも真剣にやり満足気でした。

(2)合羽橋
浅草から合羽橋へ歩きながら「東京の通りにはゴミが落ちていない。NYもベトナムもゴミだらけで汚いが、日本は清潔だね」と感心していました。

奥様の趣味が料理なので台所用品や陶器の店を中心に見て回り、中皿6枚、四角い長皿1枚をお土産に買いました。食品サンプル店では沢山並んでいる本物そっくりのビールジョッキを見て大笑い。ラーメンのサンプルが2000円、握り寿司が3000円等、高いことにびっくり。

(3)築地
食べた物:卵焼き、天ぷら定食、鶏肉塩ラーメン
買った物:味付け海苔(ビールのつまみにぴったりとのこと)、緑茶
感心して見た物:マグロの切り身、マグロの頭、ウニ丼、生ガキ、干し魚
感想:ベトナムの魚市場では生きている魚を多かった。日本では氷をふんだんに使って新鮮さを保っている。魚のにおいがあまりしない。

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半日の忙しい東京観光で疲れたようでしたが、日本に興味を持ったので次は長く滞在してもっと日本を見てみたいと言ってスカイライナーで成田空港に去っていきました。

Eddy Murayama

世界の人々を楽しくおもてなし

お客様の大半は初めて日本に来る人達で、ガイドに様々な期待を抱いています。このため単なる観光地の説明ではなく、日本文化の魅力や生活習慣なども楽しく紹介するように心がけています。

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