ご訪問ありがとうございます。iTWSjapan の吉田葉子です。
私たちは、2017年に全国通訳案内士の資格を取得しました。当時私は、旅行会社で翻訳の仕事をしており、ガイドをすることはありませんでした。というよりも、どうすればガイドの機会を得ることができるのか、全くわからなかったという方が正確だったかもしれません。
いくら研修を受けても、実践しなければ意味はない。実際のところ、どういう風に外国人を案内するのだろうか、ずっと疑問に思っていました。
やがて都内で活動するグループに参加し、街歩きをするようになります。ゲストを案内するときは、先輩ガイドと一緒に会話を楽しみ、ゲストがいなくても外国人観光客にウケそうな施設を探したりするようになりました。
そうこうしているうちに、私に一人でガイドをする機会が訪れたのです。お客様はドイツの方。東京スカイツリーに行きたいとのことでした。とても緊張しましたが、張り切ってホテルまでお迎えに行きました。とっても優しいオジサマで、ホッとしたことを今も覚えています。
スカイツリーに行く前に、JRパス引き換えのため駅の窓口によりました。ところがドイツの旅行会社の手違いで切符に変えることができません。初めてのガイドの初っ端のアクシデント、今では笑い話ですが、その時は冷や汗ものです。。
幸い、ドイツの会社とJRを経由した日本の旅行会社が近くにあり、そこにドイツ人スタッフも駐在していたため、事なきを得ました。しかし、約2時間のロス。スカイツリーは午前中に上る予定が、すでにお昼を過ぎていました。
スカイツリーに上った後、敷地内に設けられていたスケートリンクで、スケートをしたいという希望で、私も一緒に滑りました。(ガイドをした日は冬だったのです。)そして、その後は、秋葉原に移動。電気製品をチェックしてから、メイドカフェへ入り、萌え萌えしましたよ(笑)
この方、JRでの出来事も怒ったり不機嫌になったりせず、むしろ私がストレスを感じてしまったのではないかと、気を使ってくれました。私の初めてのガイドは素晴らしいゲストに恵まれました。
私としては一日コースを考えていましたが、想定外の日となりました。まさかスケートをするとは思っていませんでしたし、メイドカフェは私だって初体験です!でも、お客様と愉しい時間を過ごせたことは、大成功だったと思っています。もし、予定通りのコースを訪れ、そこがゲストにとってあまり興味のない場所だったら、こんなに喜んでもらえたかどうかわかりません。
この日は私にとって一生忘れられない日です。ガイドをするということがどういうことなのか体験できたと同時に、お客様に寄り添ったガイドでありたいと誓った日でもあります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
本日もお読みいただきありがとうございました。
Yoko Yoshida, a member of iTWS japan LLP
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