クリスマスの思い出

こんにちは。iTWSjapanの吉田葉子です。本日もご訪問ありがとうございます。

ずいぶん前のことになりますが、アメリカ人のホストファミリーと一緒にクリスマスを過ごしたことがあります。

これはあくまで私のイメージですが、日本のクリスマスって、デートをするか友達と過ごすか、そしてデパートではプレゼントが売られレストランではスペシャルコースが提供され、人々は時には並んでまでクリスマスケーキを買い求める。。今も昔も、そんな風潮があるように思えます。なので、アメリカの一般的なクリスマスがどういうものなのか私は興味津々でした。

ホストファミリーが住んでいたのはアメリカの小さな町です。空港はもちろん街の至る所でクリスマスの飾りつけがされていました。とても心温まるクリスマスデコレーションです。到着したのは夜。最初からきれいなイルミネーションを見ることができた私は嬉しくて、これから過ごすホリデーシーズンにわくわくです。

クリスマスまでの数日間は、ショッピングモールや大型スーパーでお買い物。プレゼント以外にラッピング用の包装紙やリボンを熱心に選んでいたのが印象に残っています。日本ではお店で贈り物用に包んでもらうのが当たり前ですが、こちらでは自分で包むことを知りました。セルフでラッピングされたプレゼントは、ツリーの下に置かれます。

夜は親戚のファミリーとディナーする日が続きます。ホストファミリーの父方母方それぞれの親戚と食事や歓談という、単なる観光ではできない経験をさせてもらいました。お料理は大皿に盛りつけられて順番に回ってくるので、自分が食べられる分を取り次の人に渡します。ここでも、個々のお茶碗やお皿に予め盛り付けてサーブする日本との違いを感じました。(もちろん大皿料理は日本にもありますが。。)もう一つ印象に残ったのは、サンキューカードです。パーティやイベントに招かれた側は、感謝とお礼の気持ちを込めてカードを渡していました。こういう習慣も、私がアメリカを好きな理由の一つです。

24日と25日は教会に行きました。日曜日ごとに教会に行くファミリーですが、クリスマスは特別ミサがあるとの事で、2日間で数回教会に行った覚えがあります。イブの24日は教会への行き来であっという間に過ぎ、25日にツリーと一緒に置いてあったプレゼントを家族全員で開けました。クリスマスシーズンのメインイベントです。日本の一般的な家庭では、クリスマスプレゼントは親が子供に用意するイメージがありましたが、私のホストファミリーは子供も親にプレゼントを用意していました。さらに私の分も用意されていて、とても感激でした!

24日は慌ただしかったけれど、25日は家族でクリスマスディナーをいただき、ゆっくり過ごしました。24日が盛り上がる日本と異なり、クリスマスはやはり12月25日なのだと思う1日でした。

年末の短い期間でしたが、とても貴重な経験でした。私にとっては、いつまでも素敵な思い出です。同時に、日米の文化や習慣の違いにも気が付きました。日本の常識は世界には通用しないことも、この時から意識するようになった気がします。もちろん逆の場合もあると思います。

当時は自分が通訳ガイドになるとは思っていませんでしたが、こうした経験は長期海外滞在者ではない私にとって、今になり役に立っています。ガイドをする際に、日本人には言うまでもないことでも説明が必要なことはよくあるし、そこから日本に興味を持っていただいたり、お客様の国ならではの常識を話していただいたり。。そうして自分も成長させてもらっています。何より、そうやって日本のことを知ってもらい、他国のことを知るのが、私はとても嬉しいのです。

みなさまもよい年末年始をお過ごしください。
来年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

Yoko Yoshida, member of iTWS japan LLP

吉田 葉子

下町ガイドです♪ お客様の笑顔に出会う事が、私のモチベーションになってます。食べる事も大好き!お店の紹介やメニューの翻訳等ございましたら、お気軽にご相談ください。

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