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ベジタリアンのお客様をガイドした時の教訓

先日、アメリカ人家族4人を3日間続けて東京観光に案内しました。40代のご夫婦と14才の長男、12才の長女という4人家族で、お母さん一人がベジタリアン、肉も魚も食べず、鰹節の出汁を使った味噌汁もだめということでした。

ご主人からは「普通のレストランでいいので連れて行ってほしい。妻はメニューを見て食べられるものを注文する。」と言われていましたが、レストランの選択や相応しい料理を探してあげることは、結構大変でした。

■ 1日目 浅草の自然食和食店で昼食 (No good)

雷門の近くのアーケードには多くのレストランが並んでいます。下見で目星をつけておいたレストランに案内しショウウィンドウを見てもらいました。ここは、寿司、とんかつ、天ぷら、そば、うどん、ラーメン、やきそば、等、日本食と中華を出してくれる50席以上ある比較的大きなレストランです。しかし、食品サンプルは肉や魚が入った料理がめだっていたため、敬遠されました。

このため、歩いて数分のところにある「まるごとにっぽん」という日本食や文化をテーマにしたビルの4階に案内しました。ここには、お好み焼き、自然食主体の和食、焼肉、魚料理、寿司など数件のレストランがあり、3月にイギリス人夫妻を案内して喜ばれたところです。

色々ショウウィンドウのサンプルを見て回り、自然食主体の和食レストランに入りました。和定食を注文し、味噌汁とライスはおいしいと言ってくれましたが、サラダや煮物(少し肉が入っている)は気に入らないようで、ほとんど食べませんでした。折角案内したのに残念。

■ 2日目 東京駅の焼き鳥屋で昼食 (Good)

上野の東京国立博物館に行った後、上野駅近くで下見で確認したレストランで昼食をとる予定でしたが、まだお腹が空いていないと皆が敬遠したので、東京タワーに行く途中、東京駅の地下街に寄って食事をすることにしました。このように番狂わせになることも度々です。

長男がチキンを食べたいと言い出したので、焼き鳥専門店に入りました。ベジタリアンが食べるものがあるかどうか心配でしたが、奥様は写真付きの英語メニューをじっくり見た後、サラダ、ライス、卵焼きを注文し、出てきた全てをおいしいと言いながら平らげました。特にスライスしたトマトに千切りの玉ねぎをトッピングしフレンチドレッシングをかけたサラダに感激しました。

写真付きのメニューに助けられました。自分で探してもらうのが手っ取り早いことが分かりました。

■ 3日目 東銀座の歌舞伎座近くのカレー屋 (Good)

歌舞伎を短時間でいいから見たいとの要望があったので、「一幕見」(30分から一時間程度の一幕だけ、最上階の末席から見るサービス)を利用することにしました。一幕見の入場券は当日売りのみで、しかも代理購入はできないため、お客様と一緒に炎天下の中、並びました。この日は市川團十郎が出るためか、「立ち見席、時間は35分、料金は1000円、定員60名、開場13:00、開演13:40、切符発売:11:50」と書いてありました。

切符を買った後、下見しておいた近くの小さなカレー屋に案内しました。そこにはベジタリアン向けの野菜カレーがあり、それを薦めたところ、喜んで食べてくれました。辛さを選べるので結構辛いのを注文したのです。他の3人も日本的なカレーに満足しました。下見の効果があって安堵しました。

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結局、1日目は残念な結果でしたが、2日目と3日目は満足して頂けました。

下見が重要と再認識しましたが、予定のレストランに入れない場合もあるので、臨機応変の対応力をこれからも磨かなければならないと思いました。

by Eddy

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