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固定費のリスク

子供の頃から自宅で勉強することが苦手で、ノマドワークが理想的な勤務形態だったので、コロナショックにより引き籠らざるを得ない状況への順応力が今まさに問われている、Webサイト運営責任者の高野 雄希です。

少なくとも今後2年は、戦後最悪、世界レベルで見ても1929年の大恐慌以来の不況になっていくのがほぼ確実と言ってもおかしくないと考えています。とりわけ、外食と旅行という2つの産業が受ける経済的ダメージは大きく、倒産件数も激増するでしょう。われわれ通訳ガイドは両産業と密接に関わっており、主要な通訳ガイド団体も厳しい事業運営を迫られています。

もちろん、当組合もコロナショックの影響を少なからず受けております。通訳ガイドにとって書き入れ時のはずだった花見シーズンにほとんどの仕事がなくなるというのは、全く想定外の事態でした。緊急事態宣言が出ている中では、気を取り直して下見をしようとすることすらできません。

私個人は、YouTubeやオンラインサロンに関する本を読んだり、スペイン語の勉強をしたりして、この引き籠り期間を少しでも有意義にするよう過ごしています。当組合の事業運営は当然のこと、「with コロナ」、「after コロナ」の生き方についても思いを巡らしています。

このシリーズものブログは、当組合の新規メンバーを勧誘することを目的に執筆してきました。新型コロナウィルスが蔓延していくにつれ、ひたすらブログを書き進めていくことに抵抗が出てきました。ほとんどの通訳ガイドが日々の生活に不安を覚える中で、どれほどの訴求ができるのか甚だ疑問だったからです。

したがって、当初の予定よりもはるかにゆったりとしたペースで書いていくことにしました。コロナショックの終息の見通しが全く立たないことは、中期的な経営計画を策定する上でとてつもなく大きな悩みです。それでも、当組合設立の「仕掛け人」として、胸をなでおろしていることが1つあります。それは、

固定費を抑えることで財務上のリスクを極小化できている

ということです。緊急事態宣言に基づく休業要請により、資金繰りが逼迫している事業者が時間の経過とともに増加していくのは明白です。特に人件費やオフィス・店舗の賃料の負担が重くのしかかり、倒産や廃業を余儀なくされる懸念が大きいのですが、これらの「売上の増減に関わらず、一定して発生する費用」が固定費に分類されます(その対義語は「変動費」)。

当組合における固定費は、現状、レンタルサーバーや独自ドメイン等Webサイトの運営費と開業費償却のみで、そのうちキャッシュアウトしていくのは前者です。従業員を採用していないので、給与の支払いはゼロ(組合員は経営者としての扱い)です。また、オフィスの賃借もしておりません。仮に株式会社で運営していたとしたら、法人住民税や場合によっては決算公告にかかる費用等がさらに発生していました。

私は元銀行マンの米国公認会計士であり、リスクマネジメントに従事してきたことがあるため、ビジネス上は極めて慎重な意思決定を行う傾向があります(個人的なキャリア形成を除く)。これほど深刻な事態に見舞われることは少しもイメージできていませんでしたが、スモールスタートしておいて結果的には良かったです。

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