前回予告したとおり、今回は当組合の現状と課題について記述します。
ただし、誰でも見ることのできるWebサイトに掲載するのが不適切と判断した情報については、以下に触れてはいないことを予めお詫び申し上げます。
- 当組合の収益事業について
- 政府によるGoToトラベル再開への課題検討が進む一方で、外国人観光客の受入再開時期が不透明な中、昨春以降休止中の通訳ガイド事業については来春からの再開を想定している。
- メンバーの居住地が関東4名と近畿1名と偏在している。外国人ゲストが新幹線等を利用して国内を広域に移動することがあっても、当組合のメンバーは各地域に留まり、他地域に居住するメンバーに外国人ゲストを受け渡すことが、そのゲストの経済的負担という観点から理想的な形であると考えている。したがって、近畿も含む他の地域に居住するメンバーを段階的に増やしていきたい。
- メンバーは全員英語の全国通訳案内士。非英語のガイドがいた方が多様性をもたらすことは明らかである一方、Webサイトや契約書等のさらなる多言語化にかかる翻訳チェック体制を確保できるのか、現状では確信がもてない。
- インバウンド事業者向けコンサルティング業務については、現状、対応できるとしても一部メンバーのため、対外的に訴求できていない。
- メンバー間の収益分配のルールは、組合契約書(正確にはその覚書)に詳細を定めている。参考までに通訳ガイド事業についてのみ例示すると、収益の10%を組合に拠出(メンバー間の紹介案件の場合、紹介者にさらに5%を配分)し、残り90%はガイドサービスを提供するメンバーが受け取る。
2. その他当組合の運営状況について
- 定例会は月1回、現在は専らZoomでの開催。
- 約3年が経過し、Webサイトの制作についてはひと段落が付いている。メンバーの過半数がWordPress未経験者であったが、経験者が教えたり自ら学習したりすることでキャッチアップしている。
- 出資金はメンバー全員同額を負担し、議決権も1人1票。今後メンバーが増加することがあっても、議決権は出資比率ではなく1人1票を維持していく予定。
- 固定費(キャッシュアウト)は現状、Webサイト運営費用とクレジットカード年会費のみ。
- メンバー各自が事業運営上何らかの役割を担うことが法的に要請されている。ただし、実際には、私自身のことで恐縮だが、経営戦略・経理・IT(オウンドメディア)に加えて登記関係等の対応と、一部メンバーの負担が重くなっている。
- 当組合のメンバーになったからと言って、当組合以外での通訳ガイド業務を一律的に禁止してはいない。これについても、組合契約書(正確にはその覚書)に詳細を定めている。
以上、Webサイト上で公表できるレベルの当組合の現状と課題について説明させていただきました。
このシリーズものは新規組合員の勧誘を目的とするものでした。
次回はいよいよ、本題の新規組合員募集に関する記事になります。
有限責任事業組合 iTWS japan
組合員 高野 雄希
e-mail: yuki.takano@i3ws.co.jp
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