ニュージーランド・クルーズ体験記(1)

2025年1月31日から2月16日の17日間でシドニー発の大型客船ロイヤル・プリンセスでニュージーランドを周遊しました。南半球は夏で天候もよく素晴らしい旅行でした。今回はそのハイライトを紹介します。

1.日程
某旅行会社が企画した17日間でオーストラリアとニュージーランド(以下NZ)を大型客船で巡る旅です。以下のようにシドニーから出航しNZの7か所を巡りシドニーに帰港しました。
1月31日 羽田発のカンタス航空でシドニーへ、シドニー泊
2月1日 シドニー市内観光後、ロイヤル・プリンセスに乗船
2月2~4日 終日航海
2月5日 パイヒア:美しい海岸の小さなリゾート
2月6日 オークランド:NZ最大の都市でヨットの聖地
2月7日 タウランガ:温泉とマオリ文化で有名なロトルアへ観光
2月8日 終日航海
2月9日 ウェリントン:NZの首都で映画と芸術の街
2月10日 クライストチャーチ:南島最大都市で美しい庭園が多い
2月11日 ダニーデン:スコットランドの趣の大学の街
2月12日 フィヨルドランド:船上から大パノラマ観光
2月13~14日 終日航海
2月15日 シドニー着、下船、ブルーマウンテン観光
2月16日 シドニーから羽田へ

2.クルーズ旅行を選んだ理由
以前からNZを周遊したいと思っていたのですが、旅行会社が企画するNZの周遊観光はヨーロッパ旅行と同レベルか、それ以上の高額なものが多く、自分でレンタカーを利用して観光することを考えました。しかし車の運転やスーツケースの出し入れ、飛行機やホテルの予約など大変なので断念していました。2024年の春に某旅行会社のパンフレットで今回のクルーズツアーを知り、価格も旅行会社主催のNZ周遊観光とあまり違わないので予約しました。結果として費用は高かったものの、楽に旅行でき、クルーズ船特有の豪華な船上生活を経験した上に、乗り合わせた様々な人たちと知り合いになるなど楽しい貴重な時間となりました。

3.シドニーからNZへ

乗船したロイヤル・プリンセスは14.5万t、全長330m、乗客定員3600人、乗組員1300人という超大型客船でした。初日の船長らの挨拶によれば、今回の乗客はオーストラリア人が最多で、次がNZ、そしてアメリカ、カナダ、中国が続くと紹介がありました。私たちのツアーは添乗員含め16名で、日本人の別のツアー客や個人参加の客を含め、日本人は50名ぐらいと思われました。オーストラリアからNZへはタスマン海を二千キロ以上、約20ノット(約37km/h)で航海し、三日間かかりましたが、海が穏やかで快適でした。

4.北島

北島のベイオブアイランズに到着すると、NZの典型的な牧草地の丘が見えました。昔は羊がいたるところに見えたのですが、今は牛が多いようです。羊毛の値段が下がり、羊を飼う農家が減ったことが理由だそうです。NZ最大の都市、オークランドは「City of sails」と言われるように海辺は大小様々なヨットで埋め尽くされていました。ヨットのワールドカップと言われるAmerica’s Cupで2回も優勝してその記念碑がありました。タウランガという港町からバスで1.5時間草原を走り抜け、温泉地ロトルアにも行きました。原住民マオリ族の文化センターがあり、ラグビーのオールブラックスが試合前にやるハカという戦いの踊りを見ました。

5.南島

クライストチャーチにはイギリスのロンドン由来の建物が多くあり、オックスフォードに似ているという人も多いようです。1848年、ロンドンで移民を募集する組織「カンタベリー協会」が設立され、多くの入植者がこの街を作って来た歴史があり、建物もロンドン由来のものが多いとのことです。ダニーデンはスコットランド出身者によって作られた街です。NZ有数のオタゴ大学があり、若い人が多い学生の街でした。南島の西南沿岸にあるフィヨルドランドは世界自然遺産に登録されていますが、天気に恵まれ、特にミルフォードサウンドの絶景を海側から見ることができたのはクルーズの旅ならではのことでした。

By Eddy

Eddy Murayama

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