午前の学科試験はマークシート方式、午後の実技試験は選択肢のほか、〇✕と金額を解答するだけの記述式だったため、試験翌日にはマークミスや転記ミスがなければ合格する見込みであることは分かっていました。また、21日にFP協会の公式サイトで合格発表があったため、結果は既に知っていました。
それでも、合格証書を実際に手にすると、何とも言えない安堵感がありました。実際、マークミスが2問あったようで、学科試験は結構際どかったです…(汗)。
学科試験は 38/60
実技試験は 71/100
合格最低ラインが6割なので、我ながら本当に誇れる得点ではありません(苦笑)。合格という最低限の結果を残すことができただけですが、ここに恥を忍んで合格体験記を残しておこうと思います。
5月下旬に3級を、9月に2級を受検しました。6月に3級を受検しても9月の2級出願に間に合ったそうなので、最短とは言えませんが、当初の期待どおり2級までストレートで合格できました。
基本的に平日のスキマ時間を活用して勉強していました。昔から勉強時間を測定する習慣がないため、正確なところは分かりませんが、3か月半で150時間前後だったと思います。
3級受検直後にLECの『FP2級合格のトリセツ』を購入し、まず、ほんださん(東大卒でFP業界のトップYouTuber)のコラボ動画を移動時間やお昼に見ていました。これは3級受検時と同じ取組方法ですが、動画の本数が3級と2級では全然違ったため、余裕で1か月はインプットに費やしてしまったと思います。
試験勉強はアウトプットをしてからが本番―と常々考えていますが、そのスタート時期が半月ほど当初の予定よりも遅れてしまいました…(汗)。
遅れを挽回すべく、TACの『みんなが欲しかった!FPの問題集 2級』(以下、みんほし)を購入し、科目別問題編を1周しました(総合問題編はラストの仕上げに残しておいた挙句の果て、手つかずに終わりました)。
今夏はのどの痛みに苦しめられ、一時は発声や呼吸をするのも困難なほどでした。現在も通院を余儀なくされておりますが、当時は本当に日常生活を送るのも大変な状況でした…(涙)。
したがって、みんほしを1周したところで、試験まで1ヶ月を切っていました。余裕をもって3か月半の準備期間を設けていたつもりが、まさか時間不足に陥る状況に追い込まれるとは、少しも想像できませんでした。
受検を諦めるべきかと悩みましたが、不戦敗は自分のポリシーに反します。最終的に、ほんださん主宰のFPキャンプが提供する模擬試験直前対策講座に藁をも掴む気持ちで申し込み、悪あがきをすることにしました。
結局、FP3級からFP2級の合格へと至る道は、ほんださんにベッタリ依存していたことになります。神様仏様ほんださんです。
以前なら、独学こそ資格試験の美学―と考えていましたが、今はそうしたプライドをかなぐり捨ててでも合格にこだわることにしています。ただの結果オーライですね…(苦笑)。
11月10日に今年一番の目標にしていた行政書士試験があります。体調万全で迎えられないのが残念ですが、今できる最善の準備をして臨みたいです。
FPについては、実務に役立てられそうな2級をひとまずの目標にしていました。行政書士試験終了後には羽を伸ばす予定ですが、ファイナンシャルプランナー資格の最高峰FP1級にチャレンジすべきかどうかは年内に結論を出したいです。
これから生涯をかけて取り組みたい目標が別に存在するので、それとの調整を図る必要があります。生半可な気持ちでFP1級に挑戦できません。
金融機関出身とはいえ、とくに年金や保険、税金については初めて学ぶことが多く、勉強時間を捻出する大変さを感じつつも、総じて楽しく取り組めました。
資本主義社会に生きる以上、お金と切り離して生活することはできません。ファイナンシャルプランナー資格以上にお金のことを効率的に学ぶことができるパッケージは存在しないのではないかと思います。中学生以上の方であれば、本当に誰でも勉強してみることをお勧めします。
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