3度目の正直とご褒美の旅

先月、FP2級に合格したことを報告しましたが、今月10日に行政書士試験を池袋西口の立教大学にて受験しました。

2022年が初受験なので、今年が3回目になります。以下、主に過去2回について振り返ってみたいと思います。

初回(2022年度)

特に民法の基礎的な内容の理解に手間取りました。勉強時間も完全に不足しており、過去問の演習を一度もできずに本試験を迎えました。

もちろん、模擬試験の類は、市販のものも資格予備校の会場で実施しているものも一切手を出すことができませんでした。完全な記念受験だったので、お値段高めの模擬試験を受けに行く気で臨みました。

受験前から白旗を掲げていたので、まるで緊張しませんでした…(苦笑)。

初見の問題ばかりで、法的なアプローチよりも自分の常識に照らして解いていきました。結果、300点満点で総得点は140点。180点が合格最低点なので、素の実力の割りに健闘した部類に入ります。

もっとも、300点満点のうち3問で60点を占める記述式において、衝撃の0点!を目にすることになりました。自分にとことん呆れ果てました(笑)。

真面目に解答して0点というのは、高校1年生の時の物理の試験以来です。当時の担任がその物理を担当していたため、理系への進路を諦める決定打になりました。数学は結構得意だったのですが…。

今回の記述0点を目の当たりにして、行政書士試験から撤退すべきか悩んだかというと、まったくそのような考えは浮かびませんでした。過去問を一度も目にすることなく取れた140点に、根拠のない自信をもっていました。

『来年は普通に準備を進めれば間違いなく受かる。こんな演習量で140点も取れる試験に何度もチャレンジするのは、人生の無駄でしかない。絶対に決めてやる!』

…相当痛い奴です(笑)。

2回目(2023年度)

恐らく、コロナ禍前後でもっとも勉強した1年でした。

まず、独学を諦め、とある通信専門の資格予備校の授業に約5万円課金しました。しかし、正直、自分には肌が合わず、無料で配信されているYouTube動画を積極的に視聴しました。

また、他の予備校の実施する記述式の単科講座に申し込みました。二人の先生の切れ味鋭い論理的な説明を受け、法律を勉強する醍醐味を味わうことができました。

模擬試験についても、市販のものを1冊購入するだけでなく、複数の予備校が実施するものも受験しました。直前のヤマ当て講義にも課金し、受験料を除いたトータルで10万円は費やしたと思います。

模試については、合格ラインを超えたこともあれば、大きく下回ることもあり、問題次第で結果はどうにでも転びそうでした。

そして迎えた本試験の日。

昨年と打って変わって、ガチガチに緊張した私がいました。

『法律系(士業)国家試験のうち、簡単な部類に入る行政書士に2度も落ちるようでは先が思いやられる。今年決められなければ、撤退しなければならない。』

まったく必要のないプレッシャーを自らに課し、自爆しました。

昨年0点だった記述式も、複数の予備校がバッチリ予想を的中した問題があったにも関わらず、冷静さを欠き、致命的な見落としをしてしまい、34点は取れたところ、結果、14点でした。

総得点は172点と合格最低点に8点不足。昨年より32点アップと明らかに実力はついていましたが、弱点の記述式は克服できていませんでした。

試験直後に会場を出る時点で記述式の重大なケアレスミスに気が付きましたが、後の祭り。

また、試験後の夜とその翌日に紅葉を楽しむ予定で、2年目は新潟市に遠征して泊りがけで受験しました。

父の実家のあった都市なので完全なアウェーではなかったのですが、試験会場周辺は訪れたことのないエリアでした。

不要なストレスを抱え、メンタルを整える重要性を知った2度目の挑戦でした。

3回目(2024年度)

さて、3度目の正直になるか、2度あることは3度あるになるかは、来年1月下旬の結果発表を待つことになります。

昨年は記述式が致命傷になることが明らかでしたが、今年は受かるにせよ落ちるにせよギリギリの攻防になりそうです。

試験翌週の土曜日から3泊4日で大分県を訪れました。

前半は宇佐神宮や別府温泉の王道ルート、後半は『進撃の巨人』の聖地巡礼をしに日田を訪れました。

『進撃の巨人』は人生のバイブルと思っているほど大好きな作品ですが、私はコンテンツツーリズムを研究する組織に属しているため、その取材も兼ねての旅行です。

受験勉強の疲れを癒すのにふさわしい3泊4日の充実した旅でした。

偶然とは本当に妙

実は試験当日、立教大学と駅を挟んで反対側にある池袋駅東口では『アニメ&まんが聖地EXPO』なるイベントが開催されていました。

3時間の試験により糖分不足で頭がボーっとした状態で、大分県日田市のブースに立ち寄りました。イベントで登壇していた事業者の方に1週間後に日田でお話しを伺うことになるとは…。

高野 雄希

全国通訳案内士、中小企業診断士、米国公認会計士と3つの顔をカメレオンのように使い分けていますが、どれも私の大切な構成要素です。現在は4つ目の顔を用意できたらと奮闘中です。プロフィール画像は恐ろし気ですが、基本的に冷静沈着ですし、穏やかでありたいものです(笑)

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